ジャニーズ事務所の人気アイドルグループであるNEWSのメンバーとして有名な、加藤シゲアキさん。
しかし、加藤シゲアキさんといえば、芸能人としてだけではなく、作家としても有名な人物なのでした。
これまでに複数の小説を発表し、映画化された作品もあった、加藤シゲアキさん。
そんな加藤シゲアキさんは、このたび、なんと、『オルタネート』によって、直木賞にノミネートされることになりました。
では、加藤シゲアキさんの『オルタネート』はおもしろいのでしょうか。
ここでは、加藤シゲアキさんの『オルタネート』のあらすじ、ファン以外の評価を見ていきたいと思います。
加藤シゲアキのプロフィール
加藤シゲアキさんは、1987年7月11日、広島県の出身で、2021年1月現在の年齢は、33歳となっています。
本名は「加藤成亮」で、旧名義でもありました。
加藤シゲアキさんは、母親がジャニーズ事務所に履歴書を送ったことがキッカケで、実際にジャニーズ事務所に入所することに。
そして1999年に、ドラマ『怖い日曜日 友達のJ君』への出演によって、俳優としてデビューしたのです。
中学校、高校は青山学院中等部・高等部に通いながら、ジャニーズ事務所で芸能活動も両立させていった、加藤シゲアキさん。
2001年には、ジャニーズJr.内ユニットのJ-Supportのメンバーとなり、2003年には、「NEWSニッポン」のリリースによって、NEWSのメンバーとしてCDデビューしました。
一方で、学業のほうでも、青山学院大学法学部を卒業して、順調に活動していったのです。
そんな加藤シゲアキさんは、2010年には、ドラマ『トラブルマン』への出演によって、連続ドラマにおいて初主演となりました。
2011年には、名義を「加藤シゲアキ」に変えた、加藤シゲアキさん。
2012年には、小説『ピンクとグレー』の刊行によって、作家デビューをはたし、大きな転機を迎えることになります。
以後、2013年には、『閃光スクランブル』、2014年には、『Burn. –バーン–』、2015年には、『傘をもたない蟻たちは』、2017年には、『チュベローズで待ってる』、2020年には、『オルタネート』と、立て続けに小説を発表。
『ピンクとグレー』は映画化、『傘をもたない蟻たちは』はドラマ化されるなど、メディアミックスもさかんに展開されていきました。
そして2020年には、『オルタネート』が直木賞にはじめてノミネートされたのです。
そんな加藤シゲアキさんは、これまでに、映画では、自身が原作を手掛けた『ピンクとグレー』。
ドラマでは、『3年B組金八先生』、『失恋ショコラティエ』、『時をかける少女』、『嫌われる勇気』、『ゼロ 一獲千金ゲーム』、『犬神家の一族』など。
舞台では、『こんなんやってみました。』、『SEMINAR』、『6月のビターオレンジ』、『中の人』、『グリーンマイル』などに出演してきました。
芸能人としても、作家としても、加藤シゲアキさんから目を離すことができませんね。
加藤シゲアキの『オルタネート』はおもしろいのか
『オルタネート』が直木賞にノミネートされたことによって、ますます作家としての活躍が楽しみな、加藤シゲアキさん。
それでは、肝心の『オルタネート』とは、どういった作品で、おもしろいのでしょうか。
くわしいあらすじは次でご紹介していきますが、まずは先に概要だけ見ていきましょう。
加藤シゲアキさんがこれまでに発表してきた作品のうち、初期の『ピンクとグレー』、『閃光スクランブル』、『Burn. –バーン–』は、東京の渋谷が舞台で、芸能界を描いていくという内容でした。
こうしたことから、「渋谷サーガ」と呼ばれています。
ところが、『オルタネート』は、こういった作品とは異なっていました。
「オルタネート」というマッチングアプリをめぐる学園ものだったのです。
これは新機軸でおもしろそうですね。
それでは、そのあらすじを見ていきましょう。
加藤シゲアキの『オルタネート』のあらすじ
世間では、「オルタネート」という、高校生専用のマッチングアプリが必携となっていました。
舞台となるのは、東京の円明学園高校。
模範生ながらコミュニケーションが苦手な蓉。
母親と確執があり、「オルタネート」にハマっていく凪津。
そして高校を中退して上京した尚志。
こういった人々の運命が描かれていくことになります。
加藤シゲアキの『オルタネート』のファン以外の評価
このような加藤シゲアキさんの『オルタネート』ですが、ファン以外の評価はどうなっていたのでしょうか。
ジャニーズ事務所のタレントであるだけに、ファン以外からはそこまで関心は持たれていないと思う方もいらっしゃるでしょうが、そんなことはありませんでした。
他の作品もそうですが、加藤シゲアキさんは、『オルタネート』でも高く評価されていたのでした。
だいたい、そうでなければ、アイドルの小説が直木賞候補ということは考えにくいですからね。
お笑い芸人の又吉直樹さんの芥川賞受賞とおなじです。
はたして、加藤シゲアキさんの『オルタネート』が直木賞を受賞することはあるのでしょうか。
もし実現したら、ジャニーズ、そして純文学ではなくエンターテインメントということも手伝って、大ヒットは必至です。
2021年1月20日の結果発表を注意深く見守っていきましょう。