本屋大賞をダブル受賞した芥川賞または直木賞作家と作品を徹底調査

本屋大賞ダブル受賞の画像

2021120日、とうとう芥川賞、直木賞が発表されました。

さて、その一方で、いまや、芥川賞や直木賞に匹敵するくらいメジャーになったのが、本屋大賞ですよね。

作家ではなく書店員が決めるという選考方法もあって、より身近であり、受賞作のメディアミックスも派手な傾向がある、本屋大賞。

しかし、過去には、本屋大賞をダブル受賞したり、ノミネートされた、芥川賞作家、作品、直木賞作家、作品もあったのでした。

すばらしいことですので、これらを確認していきたいと思います。

はたして、どのような作家、作品だったというのでしょうか。

1.本屋大賞をダブル受賞した芥川賞作家

まずは、本屋大賞をダブル受賞したり、ノミネートされた芥川賞作家です。

本屋大賞をダブル受賞した芥川賞作家はまだおらず、ノミネートにとどまっていました。

村田沙耶香さんと又吉直樹さんですね。

村田沙耶香さんは、1979814日、千葉県の出身で、20211月現在の年齢は、41歳となっていました。

『授乳』で群像新人文学賞優秀賞、『ギンイロノウタ』で野間文芸新人賞、『しろいろの街の、その骨の体温の』で三島由紀夫賞を受賞しています。

又吉直樹さんは、198062日、大阪府の出身で、20211月現在の年齢は、40歳となっていました。

お笑い芸人としては初めてとなる芥川賞受賞者です。

2.本屋大賞をダブル受賞した芥川賞作品

続いては、本屋大賞にノミネートされた芥川賞作品です。

村田沙耶香さんの『コンビニ人間』と、又吉直樹さんの『火花』ですね。

『コンビニ人間』は、正規の就職をせず、コンビニでのバイトを続ける女性。

そして『火花』は、売れないお笑いコンビをやっているお笑い芸人の悲哀を描きました。

『コンビニ人間』は、きわめて日常的な内容。

『火花』は、お笑い業界の事情と、かなり異なった世界を見ることができます。

3.本屋大賞をダブル受賞した直木賞作家

続いては、本屋大賞をダブル受賞したり、ノミネートされた直木賞作家です。

本屋大賞と直木賞をダブル受賞したのは、恩田陸さんのみ。

なお、直木賞を受賞して本屋大賞にもノミネートされた(2位以下)のは、桜庭一樹さん、天童荒太さん、西加奈子さん、東山彰良さんです。

桜庭一樹さんは、1971726日、鳥取県の出身で、20211月現在の年齢は、49歳となっていました。

『赤朽葉家の伝説』で日本推理作家協会賞長編及び連作短編部門を受賞しています。

天童荒太さんは、196058日、愛媛県の出身で、20211月現在の年齢は、60歳となっていました。

『家族狩り』で山本周五郎賞、『永遠の仔』で日本推理作家協会賞長編および連作短編集部門を受賞しています。

西加奈子さんは、197757日、大阪府の出身で、20211月現在の年齢は、43歳となっていました。

『通天閣』で織田作之助賞大賞を受賞しています。

東山彰良さんは、1968911日、福岡県の出身で、20211月現在の年齢は、52歳となっていました。

『路傍』で大藪春彦賞、『僕が殺した人と僕を殺した人』で読売文学賞を受賞しています。

恩田陸さんは、19641025日、宮城県の出身で、20211月現在の年齢は、56歳となっていました。

『夜のピクニック』で吉川英治文学新人賞、本屋大賞、『ユージニア』で日本推理作家協会賞長編及び連作短編集部門、『中庭の出来事』で山本周五郎賞を受賞しています。

唯一の同一作品における直木賞と本屋大賞のダブル受賞者で、2回本屋大賞を受賞した人物でした。

4.本屋大賞をダブル受賞した直木賞作品

おしまいは、本屋大賞をダブル受賞したり、ノミネートされた直木賞作品です。

本屋大賞と直木賞をダブル受賞したのは、恩田陸さんの『蜜蜂と遠雷』。

ノミネートされたのは、桜庭一樹さんの『私の男』、天童荒太さんの『悼む人』、西加奈子さんの『サラバ!』、東山彰良さんの『流』ですね。

『蜜蜂と遠雷』は、ピアノコンクールに挑んでいくピアニストたちの青春。

『私の男』は、タブー視されている行為を続ける禁断の親子。

『悼む人』は、事故や事件で人が亡くなった場所を巡礼して、追悼していくという、独特の男性の世界観。

『サラバ!』は、イランで生まれ、日本の大阪を経て、エジプトに向かう男性。

そして『流』は、祖父を殺された主人公とその一家の、中国、台湾、日本への彷徨を描きました。

『蜜蜂と遠雷』は、クラシック音楽とピアノの、美しくも、あまりにも厳しい世界。

『私の男』は、時間軸を逆行させたうえで、壮大なスケールで展開されていく、親子の近親相姦。

『悼む人』は、神秘的ともいえる、エンターテインメントの域を超えた世界観。

『サラバ!』は、さまざまな土地を舞台にした人間模様。

『流』は、土俗性に裏打ちされた人間ドラマを、それぞれ堪能することができます。

さすが本屋大賞をダブル受賞したり、ノミネートされただけあって、どの作家、作品も見事ですね。

とくに、前人未到の快挙を達成した恩田陸さんには脱帽しました。

これから記録が塗り替えられるのか否かが楽しみでなりません。

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