北野勇作の経歴|100文字SFの内容や出版経緯とおすすめ作品一覧

北野勇作の画像

満を持して、第41回日本SF大賞の最終候補作が出そろいました。

日本SF大賞といえば、日本でも権威のあるSFの賞ですから、どのような展開になっていくのか、見逃せません。

そこで、この記事では、複数の候補者のなかから、北野勇作さんについて、どのような経歴だったのか、取り上げていきたいと思います。

一方、第41回日本SF大賞の最終候補作の1つとなった、北野勇作さんの作品とは、『100文字SF』ですが、こちらも気になりますよね。

さっそく、北野勇作さんの『100文字SF』の内容、出版経緯を見ていきましょう。

また、北野勇作さんのおすすめ作品もご紹介してまいります。

1.北野勇作の経歴

北野勇作さんは、1962322日、兵庫県の出身で、20211月現在の年齢は、58歳となっています。

嫁は、イラストレーター、漫画家の森川弘子さん。

北野勇作さんの最終学歴は、甲南大学理学部応用物理学科卒業でした。

作家といえば、文芸系のサークルで活動していそうですが、北野勇作さんは落語研究会で活動していたのですね。

やがて社会人となった北野勇作さんは、会社員として働きつつ、SF小説や落語の台本を担当していきました。

そして『SFマガジン』、『SFアドベンチャー』といった雑誌に作品を掲載していくことになったのです。

その後、北野勇作さんは、1992年に、『昔、火星のあった場所』によって、日本ファンタジーノベル大賞優秀賞を受賞して、作家としてデビューをはたしました。

しかし、その一方で、同年には、落語の台本である『天動説』によって、桂雀三郎新作落語〈やぐら杯〉最優秀賞を受賞して、小説だけではなく、落語でも活躍することになったのです。

大学時代の経験が見事に生きていたといえるでしょう。

そして北野勇作さんは、2001年には、『かめくん』によって、日本SF大賞を受賞したのでした。

が、おどろくべきことに、これから20年が経った2021年には、北野勇作さんは、『100文字SF』によって、ふたたび、第41回日本SF大賞にノミネートされることになります。

なお、第41回日本SF大賞にノミネートされた作品としては、北野勇作さんの『100文字SF』以外にも、菅浩江さんの『博物館惑星3歓喜の歌』。

林譲治さんの『星系出雲の兵站』。

野崎まどさんの『タイタン』。

立原透耶さんの「中華圏SF作品の翻訳・紹介の業績に対して」。

立原透耶さん編の『時のきざはし 現代中華SF傑作選』。

そして伴名練さん編の『日本SFの臨界点』がありました。

いずれも傑作ぞろいのため、混戦模様となることは必至。

はたして、北野勇作さんは、日本SF大賞を再受賞することができるというのか否か、実に楽しみですよね。

なお、北野勇作さんは、これまでに、『クラゲの海に浮かぶ舟』、『ザリガニマン』、『北野勇作どうぶつ図鑑』、『人面町四丁目』、『ウニバーサル・スタジオ』、『その先には何が!? じわじわ気になる(ほぼ)100字の小説』、『ななつの娘と夜の旅』、『雨の国、夜の国』といった作品を発表してきました。

2.北野勇作の『100文字SF』の内容

さて、第41回日本SF大賞の最終候補作に選ばれた北野勇作さんの『100文字SF』とは、どのような内容だったのでしょうか?

それは、タイトルを見たとたん、なんとなく分かったものの、斬新としか言いようがないものでした。

100文字という限られた字数内において、無限の時間と空間を創造する、というものだったのですね。

よく、こんな発想が出て来るものだと、考えさせられました。

ちなみに、北野勇作さんは、動物をテーマとしていて、動物を擬人化させた作品がもともと多いという、個性派のSF作家なのでした。

動物好きの方であれば、より親しむことができそうですね。

3.北野勇作の『100文字SF』の出版経緯

41回日本SF大賞の最終候補作とあって、北野勇作さんが『100文字SF』を出版した経緯も気になります。

どういうものだったのでしょうか。

北野勇作さんは、ツイッターで『ほぼ百字小説』を発表していて、これから200篇を選んで文庫にしていたのでした。

そのため、北野勇作さんが『100文字SF』を出版したのは、これとおなじく、独特のジャンルの作品群を、あらたに1つの作品として完成させたかったのではないでしょうか。

4.北野勇作のおすすめ作品一覧

そんな北野勇作さんの作品のなかでも、とくにおすすめしたいのは、『かめくん』。

そう、日本SF大賞受賞作ですね。

主人公は、かめくん。

しかし、かめくんは本当のカメではありません。

そして、かめくん自身、そのことを知っていたのです。

先述のとおり、これも動物をテーマにした作品というわけでした。

関心がある方はぜひ、手に取ってみてください。

100文字SF』は、第41回日本SF大賞の最終候補作ということを抜きにしても、興味深い限り。

『ほぼ百字小説』とあわせて、見てみたいものですね。

おしまいに、北野勇作さんの日本SF大賞における健闘をお祈りしたいと思います。

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