2022年1月に、最新の芥川賞・直木賞の受賞作家・受賞作品が、それぞれ、決定されることになっています。
そこで、ここでは、そのうち、芥川賞ノミネートの有力候補である小池水音さんとその『アンドソングス』について、お届けしていきたいと思います。
小池水音さんとは、どのようなプロフィールの作家だったのでしょうか。
そして小池水音さんの『アンドソングス』とは、どのような内容の作品だったのでしょうか。
この記事では、さっそく、小池水音さんの『アンドソングス』のあらすじ、感想、ネットの評価を調べてみました。
それでは、ご覧ください。
小池水音のプロフィール
小池水音さんは、1991年12月6日、東京都出身の30歳。
少年時代は、父親の影響で、仏教やヨガにもとづいた生活を送っていました。
そして、音楽が好きな子供として成長していったといいます。
そんな小池水音さんは、読書や映画にも親しんでいくようになって、2020年、『わからないままで』によって、新潮新人賞を受賞して、はれて作家としてデビューをはたしたのでした。
このように、小池水音さんは、まだ作家デビューしてから、そんなに日が経ってはいなかったのです。
しかし、めずらしい家庭環境で育ち、多趣味な人物だったのでした。
このような人物であるだけに、小池水音さんがこれから先、どれだけ活躍してくれるのか、注目です。
小池水音の『アンドソングス』のあらすじ
このような小池水音さんの『アンドソングス』は、2021年11月刊行の『新潮』2021年12月号に掲載されていました。
『新潮』2021年12月号には、『アンドソングス』のほかにも、中森明夫さんの『TRY48』、黒川創さんの『彼女のことを知っている』、日和聡子さんの『緑陰』、最果タヒさんの『詩人ちゃん・キル・ミー』などが掲載されています。
さて、小池水音さんの『アンドソングス』のあらすじとは、いったい、どういったものだったというのでしょうか。
残念ながら、『アンドソングス』のあらすじは詳細は判明しておりません。
そのため、ここでは、『アンドソングス』のあらすじの概要を見てまいりましょう。
主人公はミーマという女性です。
ミーマの仕事は歌手で、自分自身のために、そして家族のために歌っていくのでした。
そんなミーマは、一度、歌手という仕事には絶対に欠かせない声を失ってしまうことになるのです。
はたして、ミーマの声は、永遠の響きを取り戻すことができるというのでしょうか…?
小池水音さんの『アンドソングス』のあらすじの概要は、このような感じでしたが、抽象的ながらも意味深な独特の作風といえるのではないでしょうか。
いったい、『アンドソングス』は、芥川賞へのノミネート、さらには受賞へと食い込むことができるのか否か、とても楽しみですね。
小池水音の『アンドソングス』の感想
続いては、小池水音さんの『アンドソングス』の感想も確認していきたいと思います。
主人公が歌手というのが興味深いですが、これは一般的なエンターテインメントとは異なります。
自分自身のために、家族のために歌っていくとは、どういうことなのか。
そしてミーマは、なぜ、一度、声を失ってしまうことになるというのか。
このように、『アンドソングス』には、いくつもの謎がちりばめられていたのでした。
また、ミーマの声が永遠の響きを取り戻すことができるのか、というくだりも、とても想像力をかき立てるものであると言えるでしょう。
小池水音さんの『アンドソングス』が読者に投げかけているものは少なくないのではないかと思いました。
小池水音の『アンドソングス』のネットの評価
おしまいに、小池水音さんの『アンドソングス』に対するネットの評価です。
作中でギタリストがミーマの家にやって来るところから、悲しさと気持ちよさが同時に味わえたというもの。
世界観は難解であるものの、イメージが表からなくなっていくことによって、ミーマの失われた声が浮き上がって来るように感じたというもの。
物語のテーマは喪失であるものの、物事を喪失した後であっても、続いていくものを支えている、といったものがありました。
小池水音さんの『アンドソングス』には、ネットにおいても、さまざまな評価があったのですね。
実際に読んでみないと把握できないような世界観ではあるものの、ますます好奇心をそそられること間違いありません。
このように、今回は、小池水音さんの『アンドソングス』について、さまざまなことを探ってみました。
小池水音さんも一般的な新人作家とは異なった独特のプロフィールの持ち主ですので、関心は高まります。
しかし、『アンドソングス』のほうも、印象的な作風で、ぜひ、読んでいただきたいと思いますね。
まだ、小池水音さんの『アンドソングス』が芥川賞を受賞するのかどうかは断言できないものの、今しばらくその行方を追っていきましょう。