乗代雄介「皆のあらばしり」のあらすじや感想と芥川賞の下馬評

乗代雄介の『皆のあらばしり』が掲載された新潮10月号の表紙画像

新人作家のなかでも、芥川賞候補とされる人に、乗代雄介さんがいます。

そこで、今回は、乗代雄介さんについて、いろいろなことをチェックしていきましょう。

乗代雄介さんとは、どういった経歴の作家だったというのでしょうか。

そして乗代雄介さんの芥川賞受賞候補作と予想される『皆のあらばしり』についても、調べてみました。

『皆のあらばしり』のあらすじ、感想は、それぞれ、どのようなものだったのでしょうか。

また、この記事では、乗代雄介さんの『皆のあらばしり』の芥川賞の下馬評も見ていきたいと思いますので、さっそく、ご覧ください。

乗代雄介のプロフィール

乗代雄介さんは、1986618日、北海道出身の35歳。

法政大学社会学部メディア社会学科卒業後、2015年に、『十七八より』によって、群像新人文学賞を受賞して作家デビューしました。

その後、2018年に、『本物の読書家』によって、野間文芸新人賞を受賞。

2019年には、『最高の任務』によって、2020年にも、『旅する練習』によって、芥川賞にノミネートされています。

そして2021年には、『旅する練習』で三島由紀夫賞を受賞したのでした。

乗代雄介さんは、大変なキャリアを持った作家だったのですね。

乗代雄介の「皆のあらばしり」のあらすじ

続いては、乗代雄介さんの『皆のあらばしり』とは、いったい、どういうストーリーだったのかが気になりますので、さっそく、その内容を確認していきましょう。

登場人物は、「ぼく」と正体不明の男です。

「ぼく」は高校生で、正体不明の男といっしょになって、あるものを探していくことにするのでした。

それは、幻の古文書なるものだったのです。

「ぼく」と正体不明の男は、素数の木曜に歴史は書き換えられるのかどうか、という、斬新なテーマに挑んでいたのでした。

このようにして、「ぼく」と正体不明の男は、虚実とは何なのか、真実とはどこにあるのかを探っていくことになるのです。

乗代雄介さんの『皆のあらばしり』は、このように、かなり実験的な作品だったのですね。

芥川賞候補になる作品といえば、文芸的な作品が多いなか、エンターテインメント的な要素も混じっているため、さらにおもしろみが増していると言えるのではないでしょうか?

独特としか言いようのない世界観ですし、はたして、芥川賞受賞につながるのかどうか、楽しみになるでしょう。

乗代雄介の「皆のあらばしり」の感想

このような乗代雄介さんの『皆のあらばしり』ですが、読者からの感想も見ていきたいと思います。

まず、作風に対しては、乗代雄介さんの作品には、過去においても、反復、書くということ、物語のストーリーテラーといったものがみられたものの、それが『皆のあらばしり』でも確認できたと評されていました。

具体的な内容に対しては、素数の木曜日に「ぼく」と正体不明の男が会うという設定や、「ぼく」と正体不明の男の会話が評価されています。

また、ラストに対しては、突き止めた事実について、また読まないといけなくなるといった声もあったのでした。

こういった評価からしても、乗代雄介さんの『皆のあらばしり』がただものではないことが如実に分かるというものですね。

乗代雄介の「皆のあらばしり」の芥川賞の下馬評

20221月の芥川賞レースがどうなるのか、注目せざるを得ない、乗代雄介さんの『皆のあらばしり』。

では、乗代雄介さんの『皆のあらばしり』が実際に芥川賞を受賞する可能性は、いったい、どれくらいあるのでしょうね。

こちらは、まだハッキリとしたことは分かりません。

ただし、2021年11月現在、乗代雄介さんの『皆のあらばしり』が芥川賞にノミネートされるのは間違いないのではないかと見られています。

そこで、乗代雄介さんが過去に受賞した以下の歴代受賞者のうち、芥川賞を受賞した人たちの顔ぶれを見てまいりましょう。

  • 群像新人文学賞
  • 野間文芸新人賞
  • 三島由紀夫賞

群像新人文学賞受賞者

  • 村上龍さん
  • 笙野頼子さん
  • 阿部和重さん
  • 村田沙耶香さん
  • 諏訪哲史さん

野間文芸新人賞

  • 笙野頼子さん
  • 町田康さん
  • 阿部和重さん
  • 中村文則さん
  • 鹿島田真希さん
  • 西村賢太さん
  • 村田沙耶香さん
  • 円城塔さん
  • 本谷有希子さん

三島由紀夫賞

  • 笙野頼子さん
  • 鹿島田真希さん
  • 田中慎弥さん
  • 村田沙耶香さん
  • 本谷有希子さん

錚々たる面々ですよね。

笙野頼子さん、村田沙耶香さんは重複していますし、乗代雄介さんも可能性は少なくないように思いますね。

このように、今回は、乗代雄介さんや、その『皆のあらばしり』について、ピックアップしてまいりました。

これまでに芥川賞を受賞した作家や作品は、いずれもハイレベルなものが少なくありませんでした。

しかしながら、そんななか、乗代雄介さんや、『皆のあらばしり』は、かなりきわだっていたと言えるのではないでしょうか。

20221月の芥川賞レースの行方がどうなるのかは、202111月時点ではまだ分かりません。

しかし、乗代雄介さんや、その『皆のあらばしり』が健闘することは間違いないと思いますね。

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