山本文緒の自転しながら公転するのあらすじや感想|エピローグが不要なのか考察

山本文緒「自転しながら公転する」の画像

今回は、直木賞作家の山本文緒さんに関するさまざまな話題をお届けしていきたいと思います。

これまでにいろんな作品を発表し、読者を楽しませてきた、山本文緒さん。

いったい、山本文緒さんとは、どういった経歴の人物だったというのでしょうか。

ここでは、そんな山本文緒さんの作品のなかでも、『自転しながら公転する』について、取り上げていきたいと思います。

自転しながら公転する
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はたして、山本文緒さんの『自転しながら公転する』のあらすじは、どのような感じなのでしょうか。

山本文緒さんの『自転しながら公転する』の感想や、エピローグが不要なのかどうかについても、あわせて見ていくことにしましょう。

1.山本文緒のプロフィール

山本文緒さんは、19621113日、神奈川県の出身で、20211月現在の年齢は、58歳となっています。

最終学歴は神奈川大学経済学部卒業でした。

神奈川大学に在学していたときは、文芸サークルではなく、意外にも落語研究会のメンバーだったという、山本文緒さん。

その後、神奈川大学を卒業した山本文緒さんは、一般企業に就職し、会社員となります。

しかしながら、1987年に、『プレミアム・プールの日々』によって、コバルト・ノベル大賞佳作を受賞したことによって、作家デビューをはたしたのでした。

なお、作家デビュー時の山本文緒さんは、ジュニア小説を手掛けていたものの、やがて、1992年に、『パイナップルの彼方』から、一般文芸に移行することとなります。

そして山本文緒さんは、1999年には、『恋愛中毒』によって吉川英治文学新人賞を、2001年には、『プラナリア』によって直木賞を受賞するなど、高く評価されることになりました。

一方、プライベートでは、うつ病になって、一時期、小説の執筆活動から遠ざかることになってしまったものの、治療を経て、無事に活動を再開することができたのです。

これまでに山本文緒さんが手掛けてきた作品には、ジュニア小説には、『シェイクダンスを踊れ』、『ラブリーをつかまえろ』、『アイドルをねらえ!』など。

一般文芸には、『群青の夜の羽毛布』、『アカペラ』、『カウントダウン』、『なぎさ』など。

エッセイには、『そして私は一人になった』、『結婚願望』、『日々是作文』、『再婚生活』などがありました。

作品のメディアミックスも盛んで、ドラマ化された作品には、『パイナップルの彼方』、『恋愛中毒』、『ブルーもしくはブルー ~もう一人の私~』、『あなたには帰る家がある』。

映画化された作品には、『群青の夜の羽毛布』。

アニメ化された作品には、『どこかではないここ』。

舞台化された作品には、『あなたには帰る家がある』がありました。

今後も山本文緒さんのさらなる活躍が楽しみですね。

2.山本文緒の『自転しながら公転する』のあらすじ

主人公の与野都は、32歳。

以前は東京都のアパレル会社に勤めていたものの、母親が更年期障害のため、茨城県の実家に帰ることに。

現在では、ショップの契約店員として勤務しています。

そんな与野都は、おなじショッピングモールで働いていた貫一と交際をスタートしました。

貫一は性格のいい男性だったものの、経済力には疑問もあり、結婚したいのか、したくないのか、与野都には分からないのです。

一方、与野都は、両親がダウンしたり、勤務先でトラブルが起こったり、ふんだりけったり。

そんななか、与野都に対して、貫一は、「自転しながら公転してるんだな」と語るのでした。

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3.山本文緒の『自転しながら公転する』の感想

山本文緒さんの『自転しながら公転する』は、平凡な女性を主人公にした人間ドラマでした。

設定もとくに奇抜な感じはみられません。

しかし、与野都に貫一が言った、「自転しながら公転してるんだな」という独特のセリフは、意味深長ですね。

自転、公転とは何の比喩だというのか、考えずにはいられません。

きっと、読者11人、みんなその答えは異なるのではないでしょうか。

答えが提示されているタイプの小説では物足りないという方には、うってつけの作品ではないかと思いますね。

4.山本文緒の『自転しながら公転する』はエピローグが不要なのか

こんな山本文緒さんの『自転しながら公転する』には、ある疑問も呈されていました。

エピローグが不要なのではないか、というのです。

『自転しながら公転する』には、プロローグとエピローグがあるのですが、両方、とくにエピローグがないほうが、さらによかったというものでした。

山本文緒さんも考えがあって挿入したのでしょうが、読者にもいろんな見方があるものなのですね。

個人的には作者を尊重したいですが、こうした問題も読書するうえでの醍醐味の1つに違いありません。

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山本文緒さんの『自転しながら公転する』について見てまいりましたが、いかがでしたか。

だれでも目を惹きつけられるようなタイトルからして、実にうまいというほかありません。

みなさんも一読して、感慨を味わっていただきたいと思います。

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