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柚月裕子『ミカエルの鼓動』のあらすじや感想とネットの評価まとめ

柚月裕子「ミカエルの鼓動」の表紙画像

20221月に決定されることになっている直木賞の候補作が、ついに発表されました。

早川書房刊の逢坂冬馬さんの『同志少女よ、敵を撃て』。

文藝春秋刊の彩瀬まるさんの『新しい星』。

集英社刊の今村翔吾さんの『塞王の楯』。

文藝春秋刊の柚月裕子さんの『ミカエルの鼓動』。

そして、KADOKAWA刊の米澤穂信さんの『黒牢城』となっています。

この記事では、こういった候補作のうち、柚月裕子さんの『ミカエルの鼓動』の話題を、取り上げていきたいと思います。

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はたして、柚月裕子さんのプロフィールとは

さらに、柚月裕子さんの『ミカエルの鼓動』のあらすじをはじめ、感想、そしてネットの評価についても、あわせて確認していきましょう。

柚月裕子のプロフィール

柚月裕子さんは、1968512日、岩手県出身の53歳。

高校を卒業した後に、若くして結婚したという柚月裕子さんは、子育てをしつつ、小説家をめざすことになります。

そして、2007年、『待ち人』によって、山新文学賞入選・天賞を受賞。

さらに2008年、『臨床真理』によって、『このミステリーがすごい!』大賞を受賞して、作家デビューしたのでした。

そんな柚月裕子さんは、2012年、『検事の本懐』によって、山本周五郎賞にノミネート。

2013年、同作によって、大藪春彦賞を受賞します。

2016年には、代表作である『孤狼の血』によって、日本推理作家協会賞を受賞し、直木賞にノミネート、吉川英治文学新人賞にノミネート。

2017年には、『盤上の向日葵』によって、山田風太郎賞にノミネート。

2018年には、同作によって、本屋大賞にノミネート。

2020年には、『暴虎の牙』によって、山本周五郎賞にノミネート。

そして2021年、『ミカエルの鼓動』によって、直木賞にノミネートされたのでした。

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柚月裕子の『ミカエルの鼓動』のあらすじ

心臓外科医である西條は、大学病院にて、手術支援ロボットのミカエルを使用することを推進していました。

そんななか、ドイツから帰国した天才と名高い真木という医師が、西條の目の前にて、あえてミカエルを使用することなく、手術をすごいスピードでやってのけたのです。

ところが、しばらくして、難病の少年にどのように対処していくかについて、西條と真木はぶつかってしまうことに。

西條はずばり、ミカエルを使用した医療、そして真木はこれまでの手術を主張したからでした。

ところが、ここでとんでもない事態になってしまうのです。

なんと、西條のことを慕っていた若い医師が自殺を遂げてしまったのでした。

これを受けて、記者が大学病院の問題に挑み、ミカエルについて、人を救っているのではなく、偽物だと言い出すようになるのです。

このようにして、西條は、むずかしい問題によって、徐々に追い詰められてしまうことになるのでした。

柚月裕子の『ミカエルの鼓動』の感想

柚月裕子さんといえば、ミステリー作家としての活動によって有名な人物です。

とりわけ、『孤狼の血』は、2度も映画化されたため、あまりにも有名ですよね。

『孤狼の血』は、警察とヤクザの抗争を描くため、ヴァイオレンス系のイメージもありますが、『ミカエルの鼓動』は一転、医療ものということで、柚月裕子さんの新境地といえるのではないでしょうか。

西條の唱えるミカエルを使用した医療、真木の唱えるこれまでの手術、はたして、どちらが正しいというのでしょうか。

あるいは、そもそも、正解など、最初からなかったのかもしれませんよね。

『ミカエルの鼓動』は、読者に対してさまざまな問題提起をした作品ではないかと思いました。

こういうジャンルへの関心の有無にかかわらず、とりあえず、一読の価値はあるといえるのではないでしょうか。

柚月裕子の『ミカエルの鼓動』のネットの評価

おしまいに、柚月裕子さんの『ミカエルの鼓動』へのネット上の評価についても、見てまいりましょう。

まずは、西條と真木という対照的な医師たちが、問題に気づいたとき、どのように対処していくか、それぞれの立場や性格によって変わるものなのだと思った、というもの。

続いて、医療関係者、技術に関する綿密な取材がすごいと思った、というもの。

そして、病院に充満した権力の闇、金にまつわる疑惑が興味深い、というものもありました。

柚月裕子さんの『ミカエルの鼓動』が読者に投げかけたものは、けっして少なくないといえるでしょうね。

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ということで、ここでは、柚月裕子さんの『ミカエルの鼓動』について、ピックアップしてまいりました。

これまでに多様な作風によってファンをうならせてきた、柚月裕子さん。

そんな柚月裕子さんの作品だけに、『ミカエルの鼓動』にもまた、大変期待できるのではないでしょうか。

直木賞候補か否かに関わりなく、読んでみたいものです。

とはいえ、逢坂冬馬さんの『同志少女よ、敵を撃て』、彩瀬まるさんの『新しい星』、今村翔吾さんの『塞王の楯』、米澤穂信さんの『黒牢城』ともども、直木賞の行方が気になります。

受賞作決定までまったく目が離せそうにありませんね。

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